WCS S1最高最終2027(3位) 高数値バルジスタン

 WCSレートシーズン1の最高最終レート2027で3位の構築の紹介です。

使用した並びは以下の6体。

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まず最初に、Showdownで追い風バルジーナ入りが瞬間1位になったと知り、これに流行りの眼鏡レヒレと組ませ、さらにミストシードを持たせてDを上げたら面白いと思ったのが出発点。(バルジスタンって中東の国名っぽいな…

しかし、レヒレとバルジーナでは電気の一貫がきつく、眼鏡や電気Zを持ったコケコが多かったり想定外のフェアリーZでこちらのガブやコケコがワンパンされたりなど相手のコケコのケアが困難と判断し、とりあえずレヒレ以外でエレキフィールドを塗り替えられるテテフを入れることに決めた。(ブルル?知らない子ですね…

したらちょうどこちらに素晴らしいウインディテテフ軸があったので参考にさせていただいた。

EMOLGAME : 【勝率84%最高レート1990】チョッキウインディテテフスタン

 

 

 【個別解説】

 

f:id:tiyatyanpoke:20170118133531p:plainカプ・コケコ@眼鏡

控え目CS252D4

145-x-105-161-96-182

10万 ボルチェン 放電 マジシャ

ウインディテテフの並びで重くなりがちなレヒレを満タンでも10万で落とせる控え目眼鏡(Hを削ってSに回しているレヒレは7割近く以上で落ちる)。

 

f:id:tiyatyanpoke:20170118133556p:plainカプ・テテフ@珠

臆病H92 B4 C204 D4 S204

157-x-96-176-136-155

サイキネ ムンフォ 挑発 守る

C:195-129ガブをムンフォで確一 

S:準速ガブ抜き

余り耐久

使用感としてはSを下げて耐久を上げた方がいいかも。

 

f:id:tiyatyanpoke:20170118133639p:plainカミツルギ@スカーフ

意地H4 A148 B4 D148 S204

135-242-152-x-70-155

リフブレ スマホ 聖剣 †はっぱカッター†

A:珠ダメ2回入った無振りコケコを確一で11n 

D:フィールド補正込控え目珠コケコの10万確定耐え

S:準速スカガブ抜き

最後の枠は辻斬りだったが、実質ガラガラ、グロスピンポイントであり欲しい場面が皆無だった(悪打点はバルジーナが持ってるし不一致70で拘りたくない)。†はっぱカッター†は威力55の全体技でダブルダメ補正で40強としょっぱい火力だが、運よく目の前に赤~黄ゲージのポケモンが2体並んでいれば、相手に悟られることなく上から同時に斬り殺すことができ、A2段階ブーストが可能なので決まれば爽快。実際、この技のおかげで4~5戦拾うことができた。

スカーフテテフもスカーフポリ乙も皆臆病だったので陽気にすべきなのは分かっていたが、替えるのが面倒でそのまま潜っていたことが苦戦した最大の要因。

 

f:id:tiyatyanpoke:20170118133713p:plainガブリアス@地面Z 鮫肌

意地H92 A4 B4 D188 S220

195-166-116-x-129-150

ドラクロ 地震 毒づき 守る

D:C200テテフのムンフォ最高乱数切り耐え

S:最速デンジュモク抜き抜き

非スカーフのS90族以上にも抜かれてる可能性があるのは気持ち悪いが、実際に困ったのはボーマンダくらいで、相手の想定より一回り硬い配分が活きた試合が多かったのでよかった(こなみ

 

f:id:tiyatyanpoke:20170118133751p:plainウインディ@チョッキ 威嚇

意地H204 A156 S148

191-165-100-x-100-134

フレドラ ワイボ 神速 地ならし

H:16n-1

A:11n

S:1段階↓最速コケコ抜き

つい数値が綺麗な配分にしてしまったが、個人的にAは振り切るべきと感じた。

フレドラでH252テッカグヤを落としたいのはもちろん、実戦では、お盆バルジーナにフィールド補正なし眼鏡コケコの10万とワイボ集中ミリ耐え、レヒレに珠テテフのムンフォとワイボ集中ミリ耐えされたのがつらかった。

 

f:id:tiyatyanpoke:20170118133819p:plainバルジーナ@サイコシード 防塵

穏やかH252 B4 C4 D228 S20

217-x-126-76-158-103

イカサマ バクア 追い風 羽休め

D:サイコシード消費でフィールド補正なし控え目珠コケコの10万を2連最高乱数切り2耐え

S:追い風下で最速コケコ、準速フェローチェより速い

優秀なのになぜか環境にいなかったポケモンの筆頭。毒々環境から数値で殴り合う環境になっていたため刺さっていた。お盆持ちでバクア切り挑発持ちがメジャー?(160戦もしてバルジーナミラーしたのは3回のみで分からない)らしいが、このサイコシード持ちは、D方面217-237が追い風下でコケコの上からバクアができるとかいうヤバそうな生物。追い風要員の中で腐りにくいのも長所なので居座ることが多く、D上昇の恩恵を最大限に受けられる。ちなみに挑発は読まれやすい上に、採用した技が強すぎて外せなかった(代わりに挑発はテテフが持っている)。

序盤からバクアや追い風でサポートしつつ一致イカサマで攻撃にも参加、暇があれば羽休めをしていると、気づいたら威嚇でAが下がったガブリアスやバクアでCが下がったポリゴン2とのシングルバトルが始まっていて詰ませることもあった。まさにバルジーナ仁王立ちエンド。此方は2~3回ポリ2と泥沼合戦をして顔は見飽きたが、対戦相手はあのバルジーナの顔を見せられ続けていたと思うと気の毒;;

ガブとのタイマンは威嚇が1回でも入っていれば毒づきの毒と炎牙の怯みを考慮してもほぼ勝てる。一方、ポリ2とのタイマンは冷Bの氷が絡むので何とも言えない(結局自覚次第)。一応氷タイプ(笑)のキュウコンとのタイマンを制した実績もある。もちろんPPはすべて増やしておく。

 

 

 

【選出】

 一番多かった選出は初手f:id:tiyatyanpoke:20170118133751p:plainf:id:tiyatyanpoke:20170118133556p:plain後発f:id:tiyatyanpoke:20170118133819p:plain@1(f:id:tiyatyanpoke:20170118133713p:plainが一番多かった)

初手は物理に威嚇を入れるためにまずウインディ、コケコにフィールドを取らせないテテフ。そして後発に相手のガブの地面技を空かせるバルジーナが決まって、あとは刺さってそうなのを適当にという感じ。交代して対面を整えつつDを上げるのがおしゃれムーブ。

このとき相手の初手にガブさえいなければ、ウインディは威嚇とチョッキにより実質B150D150なのでかなり動きやすい盤面になっていて、テテフが動かしにくい状況(例えば初手ウツロイド+何か、コケコ+カミツルギみたいなの)でもウインディ地ならしテテフ守るによってS関係を逆転させて有利対面を作る動きが強かった。

また、バルジーナで追い風した後は、攻め急いでせっかくDが上がったバルジーナを下げてアタッカーに引くのではなく、じっくりバルジーナで削りながら2回目の追い風も狙うのが肝と感じた。

全体的に相手のガブリアスが重く、こいつがいるだけで毎回選出に悩んでいたが、割と選出が固定されていた例を挙げると、

 

プテラ入りは初手f:id:tiyatyanpoke:20170118133751p:plainf:id:tiyatyanpoke:20170118133639p:plain後発f:id:tiyatyanpoke:20170118133819p:plain@1

プテラ入りのほとんどが初手にプテラガブが出てきて、相手は大体プテラ動かしガブ守るかたまに両動かしだったので、ウインディ神速カミツルギスマホ(相手の構築に威嚇がいなければリフブレも可)プテラ集中が毎回決まった。ただし、再戦のときは決まらないので別の動きをする。

ペリッパーゴルダックは初手f:id:tiyatyanpoke:20170118133556p:plainf:id:tiyatyanpoke:20170118133819p:plain後発@2

コケコが襷を持ってない上に、実質水半減0(カミツルギは紙剣)なので厳しい相手。バルジーナの隣がバタバタと倒れていく展開が多いが、幸い相手がバルジーナへの打点に欠けていればバルジーナ詰めが狙える。

 

 

もちろん相手の構築のSが全体的に遅ければバルジーナを出さなくても良いし、テテフを出さずにバルジーナを出すこともした(相手のテテフでサイコシード発動も多々あった)。

 

 

【まとめ】

威嚇やバクア、サイコシードによるD上昇に頼る性質上急所に弱く、守る持ちが2体だけなので立ち回りが窮屈になりがちな反面、最低命中率が95と命中が割と安定していて、全体的に構築が高数値でまとまっているため使用者のガバガバプレイングをカバーしてくれた。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。バルジーナが注目され、さらに環境が変わっていくことを期待しています。

 

 

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